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手術当日(入院4日目) [子宮筋腫 子宮全摘開腹手術 入院・手術]

この日は8月8日(月)です。やっと手術の日です。
今日、子宮筋腫の子宮全摘開腹手術をします。

5:40 目が覚める。
昨夜の眠剤のおかげで熟睡できました。
すぐに今日は手術の日だとわかりましたが、意外と落ち着いています。
まだ眠剤が効いてるのかな?

6:10 検温と血圧測定。
血圧は136/85です。よかった。手術までこのまま維持できますように。
昨日、浣腸をしましたが、残りの便を出すため、更に下剤の座薬をいれてもらいました。

今日は絶飲食ですが、昨日もらった補水液(アルジネードウォーター)を飲みました。
スポーツドリンクみたいで、おいしく飲めました。
降圧剤をアルジネートウォーターで服用するよう念をおされ、きちんと飲みました。

アルジードウォーター
写りが良くないですね~。^^;

手術後に必要なT字帯、腹帯、ナプキン、バスタオル(ベッドのシーツの上にひくため)
を出しておくように言われました。

補水液(アルジネードウォーター)は1パック100mlだけなのに
炭水化物が22.5gも含まれています。
しばらく食べられないし、飲めないのでこれを飲むのでしょう。
この時間帯は2パック飲むことになっているので、ゆっくり飲みました。

看護師さんが降圧剤を飲んだか、確認に来られました。
手術着も一緒に持ってきてくれました。
手術は午後2時なので、1時半までに着て下さいと言われました。

ほどなくして、さっき入れてもらった下剤が効いてきたので
トイレに行きました。
浣腸ほどきつくないので、楽でした。

以前、半日断食をしたことがあるのと補水液を飲んだおかげか、
絶飲食もあまり苦にならないです。
でも、少しお水は飲みたいと思いました。

9:10 採血をされました。
なんで血を採るの?と思ったので「貧血か調べるんですか?」と聞くと
「以前採った自己血とあっているか調べるためです。」とのことでした。

9:30 検温36.3℃、血圧の上は141でした。どうか上がらないで。
指先もクリップみたいなものをはめて何かを測られました。99でした。
酸素が届いているかどうかとのことでした。

麻酔科の先生が来られ、アレルギーはないか、喉に管を通すので
ぐらついてる歯はないかなどを聞かれ、聴診器もあてて調べて下さいました。

残り2パックの補水液も、お腹が空きそうなのでこの時間にゆっくり飲みました。

10:00 緊張してきたので、以前、うつ病とパニック障害にかかっていた時の薬を
飲んでもいいか看護師さんに聞くと、「ちょっと待って下さい、先生に聞いてきます。」
と言って・・・
5分ほどたって、主治医ではない婦人科の先生と看護師さん2人が来て
全力でダメだと阻止されてしまいました。
降圧剤を補水液で服用したから、メンタルの薬も飲んでもいいと思って
軽い気持ちで聞いたのに、かなり大騒ぎになってしまいました。(汗)
先生は「このメンタルの薬は預かります。」と言って、持って行かれました。

10:40 私がメンタルの頓服薬のことを言ったからか、
手術前なのに個室に移動させて下さいました。申し訳ありません。
最初は4人部屋の方がさみしくないと思ったけど、個室で一人の方がやっぱり気楽。
テレビはイヤホンではなく音を出せるし、洗面所も好きな時に使えるし、
トイレも部屋の中にあります。
手術日を含めて4日間は無料(施設使用料はかかります)で個室になりますが、
差額料金を払って延長しようかな?

病院の個室
個室です。ロッカーや戸棚、テレビ、冷蔵庫は四人部屋からそのまま移動します。

ここまでは、その都度リアルタイムでノートにメモをしていましたが、
↓ここからは、メモする余裕がなかったので
術後3日目ぐらいから思い出しながら、ノートに書きました。


13:00 手術着、手術用の下着に着替え、血栓予防の着圧ソックスを履きました。
すごく緊張してきました・・・。
テレビを見て気を紛らすようにしましたが、ぜんぜん頭に入りません。

手術着
夫に撮ってもらいました。

13:40 夫が病室に到着しました。
手術中は家族が付き添わないといけないので、会社を休んでくれました。
私が手術中の時は、夫は病室の中で待つことになっていて、
終わったら、手術室まで行くことになっています。

13:55 看護師さんが病室まで迎えに来てくれました。
スタッフ専用のドアから出て手術室まで歩いて行きます。
この時は緊張はピークに達しています。(涙)
途中のスタッフ専用のエレベーターの中で、私の内科の主治医の先生に
バッタリ会いました。手術着を着ている私を見て、
「今から手術なの?血圧下がった?」と聞かれました。
「はい。少し下がりました。」と言ったものの、
「きっとまた上がってるだろうな~。」と思いました。(汗)

手術室の入口で手術専門の看護師さん2人が待っていて下さり、
連れてきてくれた看護師さんに眼鏡を預けました。
連れてきてくれた看護師さんは、私を引き渡すと帰って行かれました。

手術専門の看護師さんに本人確認をされます。
「お名前をお願いします。」
「〇〇〇〇です。」
「生年月日をお願いします。」
「昭和〇〇年〇月〇日です。」
「病名を教えて下さい。」
「子宮筋腫です。」

髪を覆うネットを渡されて、自分でかぶっている時に
手術が終わった患者さんが私の横を通ろうとされていて、
プライバシー保護のために、きちんとつい立てをたてて
わからないようにして下さいました。

一つ目のドアが開くと、私の婦人科の主治医(執刀医)がいらっしゃり、
おじぎをして下さいました。
本当に、今から手術をするんだと思いました。

二つ目のドアが開くとそこは手術室で、麻酔科医がいらっしゃり、
「ベッドに寝て下さい。」とおっしゃいました。
また、再度、本人確認のために名前、生年月日、病名を言いました。

看護師さんが体の上に大きな布をかけられ、
その下で手術着を手際よく脱がしてくれます。
心電図モニターをつけ、血圧を測ります。
171/111です。(涙)緊張しまくっているので急上昇しています。
「皆さん、手術の時は上がりますから大丈夫ですよ。」
と看護師さんがなぐさめて下さいました。
それにしても上がりすぎです。この血圧の高さでも手術ができるんですね。

麻酔科医が私の左側に座り、左腕に点滴の針を打ちました。
手術室の説明の時に、看護師さんが腕の点滴の針がけっこう痛いと
言っていたけど、本当にけっこう痛かったです。
この点滴は何の点滴かわからなかったけど、
精神を穏やかにする薬も入っているそうです。

次に「背中を丸くして下さい。」と言われました。
硬膜外麻酔を打つためです。
一度、チクッとした痛みがしましたが、
また打ちなおしたのか、もう一度チクッと痛みがありました。
手術室の説明で教えてもらったように、硬膜外麻酔の針は
そんなに痛くありませんでした。

何もかも、先生や看護師さんが一連の流れがとても手際よく
言われるがままに私も従っていたので、緊張は途中で忘れていました。
腕の点滴の精神を穏やかにする薬も効いたのだと思います。

また仰向けになり、「全身麻酔をします。」と言われて
マスクをつけられたら、私は一瞬で意識がなくなりました。

   ・
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「起きて下さい。終わりましたよ。」

看護師さんの声で意識が戻りました。
軽く声をかけられただけで目を覚ますことができるなんて、
絶妙な麻酔の量だったのでしょう。

「今、何時ですか?」
「5時です。」
声は出しにくいけど、なんとか出ます。
10分しか眠っていないつもりだったのに、3時間もたっていました。
手術は3時間もかかったんですね。

開腹手術が終わった直後はまだ麻酔が効いているせいか、
お腹の痛みはあまりわかりませんでした。
でも、少しづつ少しづつ、鈍い痛みが強い痛みに変わっていきます。

酸素マスクをしたままベッドに乗せられて、看護師さんがベッドを押して
個室まで移動してきました。
看護師さん達は、部屋を出られました。

夫は部屋で待っていました。
「あんたの子宮見たよ。約900グラムだって。」
手術後、先生に呼ばれて私の子宮を見せられたみたいです。^^;

「寝てる写真撮って。」
「今?今撮るの?」
呆れながらも撮ってくれました。
その写真はブログには載せません。(汗)

看護師さん達がバタバタと数人戻ってきて、足にマッサージ器をあててくれました。
血栓予防のためですね。
他にも何か、いろいろとやって下さったようですが、
何をされているのかベッドに横になっていた私はよくわかりませんでした。

「体は冷えますか?」(開腹手術後は寒いと言う人が多いらしいです。)
「足だけが冷えます。」と言うと私の足に手を置いて
「温かいですよ。」
そうなんだ。つま先が冷えてる感じがするのに。

「足はしびれますか?」
「しびれます。」
「少ししたら、おさまると思います。」

私は特に上半身が熱く感じ、汗がひいたら体が冷えると思ったのに
ずっと熱いままでした。
寒く感じることはありませんでした。
エアコンの設定温度が28℃だったのですが、26℃にしてもらいました。
それでもずっと熱かったです。

知らないうちに左腕に点滴が2本打たれています。
手術時の最初に打たれたものか、術後すぐに打たれたものかは
わかりませんが、看護師さんが時々見に来てなくなったら変えてくれました。

体が熱くて熱くてしかたがないのだけれど、寒いと言う人が多いのか
看護師さんは掛け布団を丁寧に首まで掛けてくれます。
でも、私は熱い。足のつま先が冷たく感じるから
もうすぐ寒くなるかも・・・と思ったけど、私はやっぱりすごく熱い!!!

とても丁寧に掛け布団を掛けてくれるから言いにくいけど
看護師さんに「熱いので掛け布団をお腹まであけてくれますか?」と言うと
そうなんですか?と驚いた様子でしたが、言う通りにしてくれました。
しばらく様子をみましたが、私は寒くなることは一切ありませんでした。
そして、吐き気などの気持ち悪さもありませんでした。

18:30頃、「じゃあ、帰るわ。」と言って、夫は帰っていきました。

お腹は、傷が痛いというより、お腹全体が痛いという感じです。
子宮がなくなったのだから当然ですね。
麻酔がきれて、じわじわと痛くなっていきます。
簡単に体は動かせません。少しだけ動こうとしても痛くて動けません。

足のマッサージ器は翌日まで動いたままでした。
これはさほど気にならなかったのですが、酸素マスクはいつまでつけてるのかな?
と思ったら、「あと2時間ほどではずせますからね。」
と看護師さんの方から教えてくれました。
その時の時間はわかりませんでしたが、
夜のうちにはずせると思うとホッとしました。
そして、取ってもらうととてもスッキリしました。

手術中、のどに管が入っていたらしく、風邪をひいたように喉が痛い。
「水を飲んでもいいですか?」と聞くと
「明日、先生の診察後に飲めます。うがいしますか?」
と言ってくれましたが、お腹が痛くて体を動かせないと思ったので我慢しました。

尿管も入っていたので、自分でトイレに行くことはなく
(体が動かせないので、自分でトイレに行けない)
バケツのような入れ物に尿を出してくれていました。
体が動かないと、本当に不便です。
看護師さん方には、この時とてもお世話になったなあと
今でも感謝しています。

背中に硬膜外の痛み止めの管が刺さっていて、
その薬がボトルに入ってる状態で手元に置いてあり、
お腹が痛くなった時は、痛み止めのスイッチをカチッと押すと
背中に薬が入っていくしくみになっています。
1時間に1回しか押せないようになっていますが、
私はお腹が痛かったので、1時間たったと思ったら
我慢せずにスイッチを押していました。
痛み止めのわりには、あまり効かないような気がするぐらい
お腹が痛かったです。

お腹が痛くて寝返りがうてないので、腰がとても痛くなりました。
ナースコールで呼ぶと、長いクッションを持ってきてくれました。
体に添うように縦に置いてそれにもたれかかって
横になって寝ることができました。

お腹は痛いし、暑い上に、寝ようと思っても眠れない。
外はまったく明るくなる気配はなく、時間はなかなかすぎない。
早く明日になってと思った辛くて長い夜でした。




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