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子宮筋腫のため子宮全摘出開腹手術を受けました [子宮筋腫 子宮全摘開腹手術 入院・手術]

久しぶりの更新だというのに、生々しいタイトルで申し訳ございません。^^;
子宮全摘手術のため、入院していました。

詳しくは、

病名 子宮筋腫
術式 単純子宮全摘出術
麻酔 全身麻酔と硬膜外麻酔

です。

退院して今日で約10日(術後18日)たちます。
お腹の傷は今はほとんど痛くありませんが、
早く歩いたり、少しでも体をうっかりひねってしまうと
痛くなる時があります。

子宮筋腫というと、男性には関係ないことのようですが
奥様やご家族に子宮筋腫でお悩みの方がいらっしゃるかもしれません。
入院生活や手術について、私個人のことですが書いていきたいと思います。
もしよろしければ、男性の方もご覧いただければ幸いです。

あくまでも私一個人の体験であり、
子宮筋腫の治療方法を書いているわけではありません。
ご了承の上、下記からお読みください。


愛知県(名古屋市内)のとある総合病院の四人部屋の一角です。

病室
コンデジの状態が半年ほど前から調子が悪く、ちょっとボケちゃってます。


《なぜ子宮筋腫が見つかったか》
三年前、国内旅行に行くとき、生理日と旅行があたってしまうため、
日にちをずらすために産婦人科を訪れました。
その時、婦人科医師に「旅行で生理の日にちをずらしたいということは、
経血量が多いということですね。子宮頸がん検査は受けたことはありますか?
ないんですね。じゃあ調べましょう。」
子宮頸がんの結果は後日わかるとのことでしたが、
その場の内診で、子宮筋腫があるということがわかりました。
その筋腫のせいで月経過多になると初めて知りました。
子宮筋腫の大きさは、当時直径7センチとのことでした。
これ以上大きくなると他の臓器を圧迫し、
他の症状(頻尿や腹痛など)が出てくるとのことで
経過観察をすることになり、三か月に一度、検診に行くようにしていました。


《なぜ手術を決心したか》
子宮筋腫が10センチの大きさになってしまったから。
他の臓器を圧迫して危険だと医師に言われたからです。
主治医も、最後の検診では内診では見ようとせず、
胎児をみるエコー(お腹の上から機械を当てて見る)で
筋腫を診て、何センチか測っていました。
筋腫が大きいから、エコーで診ることにされたのでしょう。
妊娠しているわけではないのに、エコーで確認するなんて変な気持ちでした。
私自身も出血量が多くて貧血が酷く、楽になりたいと思い、手術を決心しました。


《なぜ筋腫のみを摘出するのではなく、子宮全摘出を選んだか》
私は女として子宮を残しておきたかったので、
主治医に筋腫だけ取ってほしい(子宮筋腫核出術)と言うと、
先生は「そうですか・・・。」と、まるで子宮全摘をしたそうな返事でした。
次の検診日にも筋腫だけを取ってもらおうとお願いするつもりでした。
筋腫だけを取ってもらうと生理はまだあるし、
精神的に若さを保てるのではないかなと思ったのです。
(見た目が若く見えるのではなく、気持ちの若さです。)

でも、その月の生理は、ただでさえ経血量が多いのに、
もっともっと多くなり、夜用の生理ナプキンが30分ともたなくなりました。
1時間もたないと聞いたことはよくありますが、私は30分もちませんでした。
ジーンズにまで漏れてしまい、出血量が多い分貧血が酷くなり
立ちくらみもするようになりました。
鉄剤の薬を飲んでも、量の多い鉄剤の点滴をしても、
貧血はなかなか良くならず、ヘモグロビンは追いつきませんでした。

出血量が異常に多く「もう嫌だ。これが閉経まであと数年続くのか・・・」
そう思った時に次の検診日があり、主治医に
「やはり〇〇さん(私のこと)は、
筋腫だけを取ると、出血量も多くなって貧血も心配なので、
子宮全摘出をしたいと思います。」と言われました。
『あなたは40代後半だし、子供も一人いる。子宮全部取ってもいいんじゃない?』
と諭されたような気がしました。
(もちろん先生はそのようにはおっしゃっていません。)
子供を望むなら子宮は絶対に必要ですが、私にはもう不要ではないかと
思ったのです。

「わかりました。」
筋腫だけ取っても、再発する可能性があるし、
生理の量が少なくなるとは限らない。
子宮を取れば生理はなくなるし、貧血もなくなる。
生理痛はほとんどないものの経血量が多すぎて恐ろしかったので、
もう見なくてすむ。
それに、筋腫だけ取るより、子宮を丸ごと取った方が
おそらく手術は簡単なのではないかと思ったのです。

子宮全摘出することを決心することができました。


《なぜ腹腔鏡手術ではなく開腹手術にしたか》
腹腔鏡手術は、傷があまり目立たず、術後の回復が早く
入院日数も短めなので、考えなかったわけではありません。
ちなみに私の開腹手術はおへその下から、
約12~3センチ切りました。


なぜ開腹手術にしたかといいますと、

◎子宮筋腫の大きさが直径約10センチと大きく、
外の子宮自体も大きいので腹腔鏡で取り出すのはむずかしい。
10センチ以上でも、腹腔鏡手術ができる病院もあるようですが
私は、あきらめました。

◎通院している病院が腹腔鏡手術を行っていないので、
筋腫が大きく、どこの病院でもほぼ開腹手術と予想されるのに
主治医に紹介状を書いてもらってまで
腹腔鏡手術を行っている病院に変える気力がなかった。

◎開腹は開けてしまうので、術後の辛さは恐かったけど、
腹腔鏡でモニターを見ながら手術をするより安心だと思った。

とは言っても、通院している病院が腹腔鏡手術を行っていたら
腹腔鏡を選んでいたかもしれません。
術後の今となっては、どうしていたかわからないですね。

UAE(子宮動脈塞栓術)は、とても魅力があったのですが
筋腫が小さくなるまで日数がかかり、費用が高いので、候補から外しました。


5月頃、8月に子宮全摘開腹手術をすることになりました。
主治医にいつがいいか聞かれ、子供の夏休みの時がいいと言うと
後日、日にちが決定しました。

手術まで、少しでも筋腫が小さくなるように
ブセレキュア点鼻液を1日3回する(鼻の両穴にシュッと噴射する)ことで
生理を止めます。
生理を止めると、ほんの少しだけ筋腫が小さくなるそうです。
私は手術までに10センチから9センチになったそうです。
また、生理を止めることで、貧血を改善することができます。
生理を止める注射もあるようで、それは月に1回だけ打てはいいのですが
高額なので、私は点鼻液にしました。

生理を止めていたのに貧血は改善せず、
(それまで出血が多すぎて、食べ物や鉄のサプリメントだけでは補えなかった)
7月からは鉄の錠剤を服用し、鉄の点滴も週3日ほど受けていました。

さあ、次は手術前検査です。続きます。^^




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